2016年耕作放棄地の開墾から始めた農業。
農園プロジェクトとして、立ち上げメンバーだった友人がムクナ豆の情報を持ってきたことがムクナ豆との初めての出会いです。
野草マニアだった友人が言うなら・・・と栽培することになり、調べれば調べるほどスーパーフードで食糧難を救うとも言われていたこの豆に魅了されました。

日本でも古来から生息していたものの大豆の普及で衰退したとも言われており、農園プロジェクトでは栽培もうまくいかず・・・
農の業とすることの大変さを知り、プロジェクトは解散。

新たに企業と新規就農者をマッチングし、糸島で農業を試み自ら従事者として作業に入っていました。当時拠点としていた場所の家主が、グリーンカーテンに栽培していた植物が、なんとこのムクナ豆！！
この時ムクナ豆と再会し、栽培構築を試み、この豆の可能性は偉大だと感じていたことから、栽培から加工・販売までの一貫した事業を構築すると決意したのです。

国産ムクナ豆の栽培は小規模でしかなく、頼りになるのはネット上の情報のみ・・・
5年の年月をかけ失敗と成功を繰り返し、熊本ムクナ豆生産組合に加盟しました。
同じくムクナ豆の栽培構築を続けてきた熊本のメンバーと栽培に関する、成功談・失敗談を共有することで、栽培方法を確立でき、熊本ムクナ豆生産組合のサポートもあり、栽培から加工・商品開発を経て、ようやく販売までこぎ着けることができたのです。

国内ではまだ栽培を確立出来ている生産者も少なく、現在は熊本ムクナ豆生産組合の一員として福岡支部を立ち上げ、福岡県三井郡大刀洗町を中心とした栽培普及を行なっています。

豆類の栽培は、耕作放棄地や土壌改良時に根粒菌が窒素を生成するため良いとされており、年作ではありますが少量の種からたくさん収穫量が見込まれています。

ムクナ豆の特徴として、自生力が強いため栽培にあたり農薬や肥料を使う必要がありません。
自社農園はもちろん無農薬栽培で育てています！

◆高齢化する農家さんの収益確保
新規就農者や変化するワークスタイルの中で半農で収入の一部にすること、田舎で暮らしたい方の収益サポートとしてもムクナ豆の栽培を推進し、社会貢献の役に立てばとう思いから生産側の市場を崩さない取り組みに従事しています。

◆加工・製造について
地域コミュニティや就労支援の一環として、収穫、豆の選抜、商品の梱包、ラベル貼りなどを依頼するなど、沢山の方が関わりを持ちお客様の喜ぶ顔を想像しながら商品の加工製造を行っています。